物事の展開、状況を、タイムラインで追う
カードの枚数が、先週までの3枚から、一気に5枚に増えます!
…と、いっても、ツーカード・ドローの2枚と、スリーカードの3枚を、足したもの、と考えれば、そんなに大変なことではなさそうですね?(^^)
5枚のカードがズラッと目の前に並んでいると、どこから注目して読めばいいのか、最初は迷ってしまったりしますが、スリーカードの時と同じように、手順に従って読んでいけば、混乱を最小限にしてリーディングできるでしょう。
ケーススタディの「気持ち占い」でやったように、カードから得た情報を、順番に、ノートなどに書き留めて行って、最後に総合リーディングをまとめる、というやり方も、オススメです(^^)
事の展開や、状況など、いつ、どこで、どんなふうに…を詳しく知りたいときに。
展開法
質問を決め、カードをシャッフルしたら、以下のようにカードを並べます。
リーディングのしかた
1)まず、それぞれのカードが持っている役割に従って、出たカードを読んでみます。
1枚目のカード:全体のテーマ/過去の起点/問題の原点
質問の答えの背景に流れるテーマ、考えるべき事がらをあらわします。また、時間の流れでは過去の起点、問題や状況が起こる原点となったポイントを表します。
3枚目のカード: 問題の鍵・アドバイス/現在の焦点
問題や状況の鍵となる事がら、ポイント、アドバイスをあらわします。時間の流れにおいては、現在の焦点となっている部分を表します。
5枚目(最後)のカード:最終的な答え、良し悪しの判断/未来の帰結点
最終的に物事がどのようになるか、良い結果といえそうか、良くない結果になりそうか、最終的な答え・判断を読むうえでのポイントになるカードです。時間の流れでは、未来の、物事がどのような形に落ち着きそうかを表します。
2)カードのメッセージの「骨組み」の部分がつかめたら、次に、カード全体をもう一度眺めて、自由に読んでみます。
1枚目のカードと2枚目のカード、2枚目と3枚目のカード、3枚目と4枚目、4枚目と5枚目…、それぞれ組み合わせてみて、どんな絵が見えますか?どんなメッセージが出てくるでしょう。
スリーカードの時と同様、カードそれぞれが、背景、登場人物、小道具のようになって、5枚で一つの絵のように見えることもあります。
注意:ルノルマンカードは、組み合わせて読むのは、「隣り合うカード」だけでしたね(^^)
シグニフィケーターや、他の誰かを表していそうなカードが出てきたら、その左右のカードをヒントに、人物像や、その人が考えていそうなこと、置かれている状況も読んでみましょう。
時間の流れを読むとき
先週学んだように、ルノルマン占いでは、基本として、時間は左から右に向かって流れます。
3枚の時は、比較的わかりやすかった過去・現在・未来も、5枚になると、どこまでが過去?どこからが未来?と、迷うかもしれません。
ライン・オブ・ファイブでは、時間の流れはだいたい次のようになっています。
カードの役割では、1枚目が過去の起点、3枚目が現在の焦点、5枚目が未来の帰結点、でしたが、2枚目は言ってみれば過去と現在の橋渡し、4枚目は現在と未来の橋渡しのような役割。
でも、これとて厳密な決まりではありません。過去と現在、現在と未来は切り離せないものですから、2枚目や4枚目は過去と現在、現在と未来がそれぞれ入り混じっていることがほとんどです。
ですから時間の流れを読むときには、
- 1枚目と2枚目をツーカードのように考えて、過去から現在に至る過程を読んでみる。
- 2、3、4枚目をスリーカードのように考えて、過去からの影響、現在の焦点、未来への可能性、という具合に、幅広く現状を読んでみる。
- 4枚目と5枚目をツーカードのように考えて、現在から未来へ至る流れを読んでみる。
と、順を追って読んでみるとわかりやすいでしょう(^^)
順番に読むのは、なんだか面倒臭いように感じますが、とくに最初のうちは、こうして丁寧に読む習慣をつけておくと、混乱が少なくなるので、「自由に」読むときにうんと読みやすくなりますよ^^
占例は、「ルノルマンの中の5W」のビデオに収めてありますので、そちらを参照してください。
ご質問は、コメント欄にどうぞ(^^)