コーススタイルと受講料の変更のお知らせ

2016年11月1日をもちまして、当サイトのルノルマン講座は「セルフスタディコース」と変更になりました。

セルフスタディコースとは、ケーススタディ(講師による課題添削)や質疑応答のない「自習式」コースです。いつでも自分の好きな時に始めることができる点は、これまでのプライベートコースと変わりはありませんが、受講期限はなくなり、また、教材内容はこれまでと全く同じで変更はなく、過去の受講生によるケーススタディや質疑応答も閲覧できます。

同時に、上級講座グランタブロー・マスタークラス受講の条件であった、「ケーススタディをクリアすること」という条件は廃止されます(ただし実践講座そのものの受講は必須です)。なお、この条件廃止は、すでに受講中の皆様にも適用されます(*^^*)

新たな受講料は、実践講座が28,000円、グランタブロー・マスタークラスが68,000円となっております。詳しくは、各講座ページをご覧ください(*^^*)

※なお、私の体調不良が原因で、目下、添削をお待たせしております皆様には、大変ご迷惑をおかけしております。そうした方々にも、受講期限や全ケーススタディクリアの条件は廃止とさせていただきます。

受講期間の延長をいたします

いつもお世話になっております。

今月6月は、私の体調不良により添削コメント等、みなさまにはお返事大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

この点への対応としまして、現在開催中(受講期間中)の実践講座、プライベート・レッスン、およびグランタブロー・マスタークラスにつきましては、受講期間をそれぞれ30日間無理延長とさせていただきますので、受講中の皆様にあたっては、引き続き安心して課題に取り組まれてくださいませ。

回答コメントも順次入れさせていただきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

ナオミ・ノア

トラウマや心の傷、精神疾患を占う

スピリチュアリティ、は、精神性、と訳されることが多いですが、心や精神、さらには無意識や魂にも通じる、人間の「霊的な部分」、自分の価値や生きることの意味を感じていることとか、生きていくうえでの目的意識、そんなものも含めた、自分の心と魂のあるべき姿、と言ってみてもよいかもしれません。

肉体で存在している間は、心と体は一体ですから、心が病めば体も病み、心を健康に保てば、体も自ずと健康になります。

心と体が一体なので、心と魂の健康は、それとターゲットを絞らなくても、「健康」を占うときには、問題があれば必然的に、カードに現れてきます。体は健康で充実しているけど、心の中は病だらけ、ということはありません。たとえ一見そう見えても、心の中の問題が一時的にカモフラージュされているだけで、いずれ体に現れてくるものです。

とはいえ、占いをしていると、心の問題に限った相談を受けることも、もちろんあります。

心の傷、トラウマ

心の中に、傷やダメージをまったく受けたことがない人は、おそらくいないでしょう。

「自分は傷ついたりしない」と言っている人ほど、無意識に、何かを恐れていたり、心の奥深くにトラウマを負っていたりすることもあります。そうした過去の「傷跡」のせいで、日常生活が多少なりともギクシャクしたり、それこそ専門家のケアが必要なくらいに、恐怖や不安感で悩む人も少なくありません。

占い、特にルノルマンは、優れたシンボリズムのおかげで、こうした「心の奥深くの問題」を占うことができます。

占い方

レッスン3で、出来事や象徴の読み方を学びましたが、それとまったく同じ方法で、ある人の心の傷の正体や、本人が表層の意識では忘れてしまっているような過去の経験を、カード上に再現することができます。違いは「時間軸」、つまり、読むのが未来の出来事か、それとも過去の出来事か、というだけです。

ですから、トラウマや心の傷の原因や正体を占う「方法」そのものは、何も難しいものではありません。

たとえば自己嫌悪やコンプレックス、罪悪感、自殺願望…その心の傷がどんなものであれ、このような傷、あるいは恐れや不安を抱えているのは、なぜなのか、どんなことが原因だったのか、過去に何があったのか、とカードに聞けば、カード上に、その原因となった出来事や、当時の具体的な状況などが再現されるでしょう。

スプレッドは、

などの、状況や出来事を描写するのに適したものであれば、いずれも有用です。

注意点

とはいえ、占うことは難しくないからと、恐れや不安を感じている人に、安易にこの占いをしてしまうと、大変なことになりかねません。

たとえば世の中には退行催眠といって、催眠術で、ある出来事が起きた時に人の意識を戻して、記憶をひもとき、真実を探る方法がありますが、記憶をシャットアウトするほどのショッキングな出来事に、再度向き合うわけですから、本人がよほど「大丈夫」と思っても、実際には拒絶反応が起きたり、そこで無理をするともっとひどく心を傷つけてしまうことにもなりかねません(ですから訓練を受けた専門家の分野です)。

それで、トラウマや心の傷について占ってほしいと、仮に誰かに求められたとしても、それは本来ならその道の専門家(精神科医やカウンセラー、セラピスト等)に依頼すべきで、占いが力になれるとは限らない、とまず伝えるのが最善です。

もし、それでもいいから、あるいは、すでにカウンセリングを受けているけど納得できないなど、本人の強い希望がある場合は、「カードが示すことを伝えるだけ」という条件で、受けることができるでしょう。

カードが示すことを伝えるだけ、というのはつまり、カウンセリングのようなことや、占いの結果生じるかもしれない本人の心の乱れについては、占いではケアはできない、ということです(もちろん、その道の資格をお持ちの方であれば、この限りではないでしょう)。

過去の出来事をカード上に再現して、当人の記憶の扉が開かれた時、その人がどんな反応をするのかは、心の傷が深ければ深いほど、全く予測不可能です。大丈夫、と言っていた人が、取り乱し、占い師を責め始めて、収拾がつかなくなることもあります。

人の心の問題を占うことには、そういうリスクがあるということを、よく理解しておく必要があります。

精神疾患について

これとはまた別の問題として、「精神疾患」があります。

ルノルマンカードにはたとえば、分裂病(統合失調症)や多重人格(解離性障害)を表しうるカードもありますが、本当にこれらの病気を患っている人から直接依頼を受けることも稀であること、そしてなにより、精神疾患は「疾患」であり、占い師ではなく医師の担当で、時に肉体の病よりも対処が難しいものですから、基本的には占いの対象からは外しておくのがよいでしょう

精神疾患があることが前提ではないケース(本人や相談者が精神疾患を疑っていないケース)で、

  • 当人や周囲の悩みが深刻で、被害なども出ており、さらに
  • 行動上・心理上の問題を占った場合に、ネガティブなカードが全体の8割以上(5枚のうち4枚以上、3枚ならすべて)を占めており、
  • 未来にもポジティブなカードが見られない

という条件が揃った場合は、「本人の力だけでは抱えきれないような重荷を、心に秘めているかもしれない」ということを伝え、専門家の助けを得るように促すのがよいでしょう(精神疾患と決めつけたり、病名を挙げたりは、決してしないでください)。

特に、棺、十字架、蛇の3枚に、ネガティブではないですが傷つけることや暴力も意味する「鎌」や「鞭」が揃っているようなケースでは、自分や他者を肉体的にも傷つける可能性があるので、専門家を頼るように伝えてください。

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これらのカードが4枚以上も揃った場合は要注意

 

普段、占いをしていて、このような極端なケースに出会うことはないかもしれませんし、上の3つの条件が揃っていない場合は、それぞれ別の意味で出ていることもありますから、この組み合わせは危険人物!のように決めつけないことも大事です。

健康、とくに心の問題を占うときは、くれぐれも慎重に。これだけ、忘れないようにしてください。

ご質問はコメント欄にどうぞ(^^)

病気や不調の原因を突き止める

どこからどこまでは単なる「不調」で、どこからが「病気」なのか、というと、これはとても線引きの難しい問題です。

何々病、とか何々症、という名前があるか、ないか、という区切りは、わかりやすいですが、宇宙とか自然の視点から見れば、エネルギーの健全な流れが阻害されたり、過度だったり間違った方向に向かってしまえば、それはすでに「気が病んでいる」という意味では、病かもしれませんし、エネルギーの流れの良し悪しというふうにくくってしまえば、人間の言う「病気」は、単なる表面のあらわれにすぎず、それを基準に判断しても、かえって意味がないのかもしれません。

何故いきなりこんな哲学的な話から入るかというと、この、「宇宙や自然やカードの視点」と、「人間的な視点」の違いというか、ズレ、ギャップを理解しておかないと、せっかく占いをしても表面的な判断しかできず、占いならではの知恵やアドバイスを生かせずに終わってしまうかもしれないからです。

健康占いにおいて大事なのは、病気なのかどうなのか、病名は何か、ではなく(それはお医者さんが判断されること)、何が原因でそのような症状や“病気”が発生しているのか、体やエネルギーのどこがどう間違ってしまったのか、あるいはそれは、間違いでも病でもなく、「自然の必然」なのか…といったことを、見極めることです。

それで、病気や不調の「原因」を突き止めることは、健康占いの要、と言えるでしょう。

病気や不調の原因を占う方法

原因を突き止める上では、まず、端的に、「あるとすればどこに問題や発端があるのか」をピンポイントで見ます。

スプレッドは、「スリーカード・スプレッド」が最適です。ぜひ改めてこのスプレッドを復習しておきましょう。

病気や不調の原因は、単純でないことが多いからこそ、シンプルなスプレッドで枚数を限って、「どこ」「何」に問題の根っこがあるのか焦点を定めます。

それから、出てきたカードや質問者の要望に応じて、5枚クロスやシックス・ドロアーといった、より情報量の多いスプレッドを使って、質問者の生活や心の中にまで目を行き届かせるかたちで、症状や病気が現れるに至った背景、引き金になりやすい状態や心理、プレッシャーや障害がないかどうか、など、さらに見ていくこともできるでしょう。

例を見てみましょう。

Q1:健康が自慢できた70代の父が、最近手が震えたり、持っているものを落としたりすることがよくあります。母は、老化現象でしょう、と、さして心配もしていない様子なのですが、娘の私は心配です。どこか悪いのでしょうか。

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魚+錨+庭園

一見して、ネガティブなカードや、医療介入を暗示するカードはないですので、どこかが「悪い」ということではなさそうです。

スリーカードで鍵となる、真ん中のカードが「錨」で、これはライフスタイルや長く培ってきた習慣を表します。かといって、ネガティブなカードは出ていないので、悪い習慣があってそうなっている、ということでもなさそうです。

左隣の魚はアクティブで、あちこち忙しく活動するカード。右隣の庭園は、自然と接することや、やはり外へ出て活発に交流する意味があります。

確認すると、お父様は、かつては、活動的な人で、いわゆる「アウトドア派」だったそうです。自分で事業をしたりもし、家でじっとしていることはなかったそう。この3枚のカードは、どうやら、お父様のそういうライフスタイル、かつての生き方と、現在のじっと座っている(錨)ことの多い暮らしとのギャップを、浮き立たせているようです。

カードからすると、お父様の手の震えといったものは、老化現象(機能が弱っている暗示)とか病気のせいではなく、むしろ、かつて活動的な人だった、その元気の名残、今のじっとしている生活とのギャップからきているといえそうです。

 

Q2:工場で働いています。半年ほど前にちょっとした事故があり、機械の重たい部品が外れて自分の左足の上に落下。ひどく腫れ痛みもありましたが、歩いたりは苦痛なくでき、自力で接骨院に行くと、歩いたり指を動かしたりも問題なくできるので、骨折はないだろうと。実際、普通に仕事をする上では問題なく、休みも取らずに来れたのですが、実はまだ痛みと、内出血のあとがいつまでもなくならないのです。大丈夫でしょうか。

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十字架+鎌+騎士

ネガティブな十字架がでているので、これはダメージがあった暗示。

十字架は痛みであるとともに、被害を受けること、自分の力では抵抗できないものに圧倒される意味。鎌は切断や骨折。騎士は足。

どうやら、これは、実際には骨折をしていたのかもしれません。「鎌」の切断はもちろん骨に限らないですが、もし腱が切れていたなら指を動かすといったことができないでしょうから、やはり腱ではなく、骨が一部でも骨折していた可能性がありそうです。十字架のカードからしても、落ちてきた機械というのは、質問者さんの足の骨が耐えられるような重さではなかったのでしょう。

どのように対処したら良いのかを占うと、

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星+雲+こうのとり

直接、医療介入や医師、安静を表すカードは出ていないので、今からでも急いでお医者さんに行ったほうがいい、ということではどうやらなさそうです。

回復を表すポジティブなカードが2枚出ていて、とくにこうのとりは自然なプロセスやステージを経て良くなる暗示なので、このまま自然に治癒していく暗示と読んで良さそうですが、間にネガティブで不安定な「雲」のカードが出ています。

全体には、自然によくなっていくのに任せて良さそうな暗示ですが、その良くなり方は、日ごとにみるみる良くなっていくというより、一進一退だったり、日やお天気によっても時々不調が顔を出しながら(雲)、少しずつ良くなっていく、という暗示のようです。

あえて治療という視点から見ると、星のカードがテクノロジーを表すカードなので、たとえば接骨院でしたら電気治療のようなものは、効果もあるのかもしれません。

 

シックス・ドロアー・スプレッドを使った健康占いの占例は、スプレッドの解説テキストを参照してください。

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シックス・ドロアー・スプレッド

物事の表と裏、深い部分まで知りたいときに

こちらは、ナオミ・ノアが考案した、オリジナルのスプレッドになります。

シックス・ドロアーズとは、6つの引き出し、という意味。長いので、略してSDスプレッドとしましょうか^^

ルノルマン占いで、パッと答えが知りたいことや、ピンポイントでアドバイスがほしい事柄などは、ツーカードやスリーカード・スプレッドが力を発揮しますが、物事の理由や原因、表には現れてこない部分などもふくめて、深く読み解きたいという場合は、このSDスプレッドが役に立ってくれます。

展開のしかた

カードをシャッフルしたら、1~6まで次のようにカードを展開します。

6DrawersSpread

解釈のポイント

縦割りにすると、上下2枚のセットで、左から右へ、過去、現在、未来の流れを、さらには、原因、過程、結果、という読み方ができます。過去からの流れが存在する質問であれば前者、全く新しい試みや未来の予定、抽象的な質問を占う場合は後者と、質問に合わせて読み方を変えてみるとよいでしょう。

横割りにすると、上の3枚が表層、つまり、目に見える部分。下の3枚は深層、目に見えない、表には出てこない根っこの部分。そういう意味では深層は、目には見えない原因とか、隠れた真相、人の深層心理や潜在意識も表すことがあります。

スプレッドの構成としては、スリーカード・スプレッドを、表層と深層で、2段に重ねてみたと考えてもよいでしょう(^^)

また、上の3枚(表層のカード)は、下に向かって“体重”をかけます。ネガティブなカードなら、プレッシャーとなり、ポジティブなカードなら良い影響を与えるというふうに読めますね。

それに対し、下の3枚(深層のカード)は、上を支える役割、または「おもし」の役割もします。基礎とも読めますし、支持、サポートとも読めますが、ネガティブなカードなら、足かせになりえます。

このように、ただ単に過去・現在・未来、そして表と裏、のように読むだけではなく、上から下、下から上、の、“重力”を意識した影響も読んでいくことで、深いリーディングができます。

そして、この、左から右への時間の流れ、そして表と裏、さらに上下の影響のしかたは、伝統的なグラン・タブローのリーディングにつながる、重要なテクニックでもあります。

占例

相談者:Mさん(男性)

Q:もともとはそこそこ丈夫な体質だと思いますが、50歳を目前にして、最近少し体力の衰えなどを感じています。30代は中だるみと言いますか、体調管理などもろくにせず、インスタント麺と栄養ドリンクのような、不健康な生活をしていました。これといって今どこか痛いとか、具合が悪いということはないのですが、健康面での今後と、今からでも心がけると良いことなどあれば教えてください。

【シグニフィケーター】

質問者(Mさん)… 28男性

ご結婚されているので奥様が 29女性 となります。

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スプレッドには、シグニフィケーターは出ませんでした。

全体的な観察からわかること

表層の、一見調子の良さそうなカードの並びの下で、深層の3枚は、他者のサポートや、年齢や人生ステージの変化の影響が目立ち、本人の基礎体力とか免疫力の高さで健康を維持しているわけではないことがわかります。

ネガティブなカードはないので、これといって心配することはないとはいえ、半分のカードが能動なので、自分から何かしら積極的に、健康のための努力をするのは必要と言えそうです。

 過去

クローバー+犬

犬はお医者様など頼れるアドバイザーを表します。良いお医者様やアドバイザーに出会えて健康を維持してこられたという側面がありそうです(実際には、呼吸器系の持病があり、定期的にお医者さんに通っているそうですが、確かに信頼できるお医者さんに恵まれてきたそうです)。

深層で、頼れるお医者様の存在がサポートとしてあり、だからこそかつては無理もきいていたというクローバーの表層。若いころ無理がきいたのは、基礎体力ではなくお医者様のおかげ(笑)という、お医者様の存在は、実は、ご本人が思っている以上に大きな支えだったようです。

現在

ハート+船

深層の船のカードが、Mさんにとって今が健康面の過渡期であることを暗示しています。不安を生ずるほどではないですが、多少のアップダウンはこの過渡期のせいでしょう。老化というカードではないので、現時点ではあまり心配する必要はないと思います。

ハートのカードは心臓や循環器系を表しますので、この過渡期のアップダウンの影響が現れるとしたら、たとえば日によって動悸がするとか、運動時に息が続かない、血圧の変動などが出てくることもあるかもしれません。カードに不安な暗示はないですが、もし気になることがあれば自治体の健康診断などを受けてみるとよいでしょう。

未来

家+ゆり

家は体調面の安定を意味しますが、深層のゆりは体力気力の低下や、体の機能が少しずつ緩慢になりやすい暗示です。一見、安定している体調も、なにも対策を打たずにいると、いずれ少しずつ年齢の影響が現れ始めるかもしれません。老化は病気ではなく必然のことなので、無理をする必要はまったくありませんが、安定を当たり前と思わず、年齢相応の健康を維持する努力はしていくとよいでしょう。

アドバイスとしては、真ん中の列のハートのカードが、心肺機能や血行をよくすることで健康を維持するというメッセージなので、変に張り切る必要はないですが、意識して体を動かし、また体を温めることで、血行を意識すると良いと思います。

深層の船のカードは、ネガティブなカードではないですが、「車中心の生活」があるとしたら、表層のハートの「血行・心(肺)機能」にとっては足を引っ張る可能性もあるかもしれません。そこから、

「もし、日常的に車を使うことが多いなら(船)、それがせっかくの運動の機会を奪っている可能性もゼロではないですから、血行をよくする、心肺機能を維持する目的で、無理なく可能なところでは、車をやめて徒歩にする、というのもいいかもしれません。」

といったアドバイスもできるかもしれません。

ご質問はコメント欄にどうぞ(^^)

ルノルマン占い 上達の秘訣

ルノルマン占いの特徴は、シンボリズムがシンプルであると同時に、それゆえに奥深さや幅の広さがあること。

そして、そのシンプルなシンボリズムが組み合わさることで、無限の表現ができること。

愛らしく身近なルノルマンのシンボルは、敷居が低いけれど、付き合い始めると本当に、終わりのないコンビネーションの渦に、たった36枚のカードでも、世界の中で語れないことなんかないんだなと、ますます引き込まれていきます(^^)。

ルノルマン占いを始めて、壁にぶつかることがあるとしたら、この、「ルノルマンの語彙の多さ」に付いていけなくなることでしょうか。

占っていることに、まったくマッチしていないかに見えるカードの並び。

何を表しているのか、さっぱり想像もつかないコンビネーション。

これは、小さなルノルマンの階段を上るごとに、ぶつかります。

そこで、諦めてしまわずに、とことん「カードが何を言わんとしているのか」を追求し続けることで、占い手の「ルノルマン語彙力」も伸びていくのですが、

なにせ、占いという言語に、「出る単」のような攻略本は存在しないので(笑)、上達には近道はないものと心して、精進するしかありません。

ルノルマン占いの上達に、秘訣、なるものがあるとすれば、それは、

自分自身を、極力冷静に、客観的に、とにかくたくさん、占うこと。

人様ではなく、自分を占う。たくさん。

これが、一番の秘訣です。

占いが当たるかどうかは、つまり、自分がカードを「正しく読めるかどうか」にかかってきます。出るカードそのものは、占い手が真摯であるかぎり、常に正しいからです。

そして、自分がカードを正しく読めたか?は、占いの結果(自分の読み)を、後で検証することで、わかります。

しかし、人様を占ったケースというのは、とかく、「後で検証する」ことが難しいのです。

なぜなら、一つには、すべての人が結果どうなったかを教えてくれるわけではないこと。とくに本人が望まない結果だった時はそういうことが多いです。

そして何より、占いを一生懸命学んで上達したいと思っているわけではない、他の人というのは、主観的な当たった外れたに惑わされて、実は客観的なフィードバックを返せないことが多いのです。

わたしが当講座で使っている実占例のほとんどは、占い仲間でもある友人・知人のケース。それは、彼らが自分自身も占い師なので、この、「占い結果を客観的にフィードバックする」ことの大切さをわかってくれ、「検証する」という視点で、結果を教えてくれるから、なのです。

でも、同じ占い仲間や、こうして講座で一緒に学んでいる仲間でもない限りは、他の人のフィードバックというのは、あまり、検証には使えないことが多い。

そうなると、最後に頼れるのは「自分自身」しかいないのです。

普通に考えると、自分のことを自分で占い、また冷静に検証するというのは、誰より難しい。

難しいのですが、頑張って意識してやれば、できる。そこが、ミソです。

ですので、たとえばネット上などの無料鑑定にしても、友達や実際にお客様を占うにしても、「他の誰か」を100人占うよりは、自分自身の質問を10件占って、真剣に検証したほうが、腕は上がります。

この講座を通して、客観的にカードを読むということを、皆さんだいぶ鍛えられたのではないかと思います(^^)

「自分の主観が入ってないか?」「自分の思い込みではないか?」と自問自動しながら、自分の読みを見返すことが、だんだん、習慣のようになってきているのではないかと思います。

その、客観性を生かして、自分自身を、できるだけたくさん占いましょう。

そして、ケーススタディでやっているように、出たカードと、自分の読みをきちんと言葉にして記録しておき、後で、検証していく。これが、上達の一番の秘訣です。

基本のスプレッドをマスターしましょう

ここでいう、基本のスプレッドとは、

の二つのスプレッドを指します。

ツーカードやスリーカードは、デイリードローか、せいぜい他のスプレッドの「答えを確かめるため」のチェック用の小さいスプレッド、のような印象が、もしかしたらあるかもしれませんが、

実はこの2つのスプレッドは、ルノルマン占いのベースとなるスプレッド。

このツーカードとスリーカードをマスターできていないと、どれだけ他のスプレッドで経験を積んでも、グラン・タブローを読むことはできません。

もちろん、複数のスプレッドを知っておくことで、より効果的な占いができるので、本講座でも実践的なスプレッドをいくつもご紹介しましたし、

ツーカードとスリーカードをマスターできないうちは、他のスプレッドは使っちゃダメ!ということでは、もちろんありません(^^)

ですが、ツーカードとスリーカードは初心者のスプレッド、と思ったり、デイリー専用、と片付けてしまわないようにしていただきたいと思います^^

そして、ツーカードやスリーカードを読む際にも、枚数が少ないからと、ぱっと見でささっとカードを頭の中で組み合わせて読んで終わり、ではなく、スプレッドの手順にしたがって、丁寧に読んでください。

この、「細かく丁寧に」読む、という作業が、グラン・タブローやその前身である大きなスプレッドになったとき、生きてきます。

今回のレッスンでお教えした、シックス・ドロアー・スプレッドでもそれは必要です(^^)

ツーカード、スリーカードを「ぱぱっと読み」することが当たり前になってしまった人は、グラン・タブローや、そこに至る少し大きなスプレッドに、いずれ耐えられなくなってしまいます(笑)

そうなると、なんとなく感覚でカードを読むようになってしまい、結果、“外す”確率が上がってしまうんですね。

それはまた、裏を返せば、ツーカードとスリーカード、この小さなスプレッドをマスターすることこそが、グラン・タブロー、そして、的中率の高い占いに通じる、ということ(^^)

 

自分自身をたくさん占うこと、そして、基本の2つのスプレッドをマスターすること、いずれも、秘訣、というには、実にベタな心得かもしれませんが、これらがまさに、上達するか、しないかの、分かれ目になってくる部分ですので、頑張って、実行していきましょう(^^)

本来なら、36枚のカード1枚につき1レッスンでもいいくらい、深く広いルノルマンカード、それをその6分の1のボリュームに凝縮してまとめたのがこの講座です。何度でもテキストを参照し、ことあるごとに読み返して、皆さんの血肉にしていってください。

 

健康について占う方法と注意点

病気の原因や現れ方は複雑なことも多く、カードを一枚見て「○○病ですね」と言い切れるようなケースはまず稀です。

そもそも、医師でもないのに、病名を断定したり、治療法を指示するようなことは、法律に触れる可能性があります。

また、実際の問題として、質問者が苦しんでいる症状が現れている部位と、実際に病んでいる部位が異なる場合が多々あります。

ですので健康・病気を占う際は、

「原因と考えられる事柄」

「現れている症状」

「病んでいる、ダメージを受けていると思われる部分」

をそれぞれ分けて考え、別々にリーディングするようにします。

たとえば咳がひどくて呼吸が苦しいといった「症状」で、ひどい風邪か気管支炎かと当人は思っていたけれど、実際には気がつかないうちに発症・進行していた子宮がんが「原因」で、それが肺に転移してしまっていた(病んでいたのは子宮と肺)、というようなケースが現実にあったりします。

質問者さんが「ここに症状がでているからここが病気ではないか」と相談してきたからといって、いきなり特定の部位に限って占いをすると、こうした「本当の原因」や「本当に病んでいる部分」を見過ごしてしまいます。

健康の占いには、大きく分けて2つのパターンがあります。

A)健康全般について占う

とくに気になる症状はないが、今の健康状態を見てほしい、注意したほうがいい部分があるかどうかや、健康を維持するためのアドバイスがほしい、といったケース。持病や治療中の病気がある方であっても、それにとらわれずに全体的な健康状態を見てほしいという場合ももちろんあります。

B)特定の症状や病気について占う

気になる症状や治療中の病気がすでにあったりして、その原因や、病気なのかどうなのか、病院に行った方がいいのかどうか、対処方法や、治る見込みの有無など、特定の症状や病気に焦点を当てて占いをするケースです。

それぞれのパターンにしたがって、具体的な占い方法を説明します。

A)健康全般について占う方法

健康全般について占う場合は、不調や病気があるかもしれないし、まったくない可能性もありますので、ネガティブなカードの存在、そして治療や医療行為を暗示するカードの有無に注意しながら、見ていきます。

ネガティブなカードは、不調や病んでいる箇所がある可能性を暗示します。

実際に病んでいる場合は、隣り合うカードが、病んでいる箇所を示すことが多いです。

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ねずみ+熊+塔

ねずみがネガティブです。隣り合う熊は胃または食事や栄養を表します。胃になんらかの不調があるかもしれません。

もしくはねずみの浪費やひっきりになしに動くことから、体重の減少とか、栄養バランスが乱れている(ジャンクフードや野菜不足)可能性も読めます。またダラダラ食べ、不規則な食事など、食生活そのものが乱れいている可能性もありますね。

この辺で思い当たるものがないか、質問者に確認します。

いきなり「胃に病気がありそう」なんて言ってしまうと、ショックを与えかねないので、まずは傾向や、考えられる症状や兆候などがないかを確認するところから入りましょう。

思い当たる節があるなら、「胃など消化系に不調が現れやすいかもしれませんね。食事の良し悪し、食習慣が、健康を左右するようですから、気になることが出てきたら、放って置かないでお医者さんに行ってくださいね」と伝えておきましょう(ここでも、胃に病気がある、といった断定的なことは言わない)。

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十字架+犬+鳥

こちらはどうでしょう。十字架はネガティブです。犬は口や舌。犬は健康占いではお医者さんのシンボルでもあります。

でもやはり、いきなり、「口の中や舌に悪いところがあるかも!」とは言いません。

十字架は具体的には強い痛みを表すカードですので、

「体のどこか、小さなところでも、気になるような痛みなどはあるんですか?」

と聞いてみましょう。

もし、痛みは特にない、ということであれば、この十字架は、体のどこかが悪い暗示というよりは、心の痛み、悩み、心配や不安、気苦労などを表している可能性が高いでしょう。そうなると犬はお医者さんやカウンセラー。鳥もカウンセリングや相談ですので、

「特に、体の部分で、これといって要注意のカードは出ていないようですが、心の中に、悩みや心配、過去のことで今もずっと引っかかっているようなことがありそうな暗示です。心配事は、一人で悩まずに、カウンセラーやセラピストに思い切って打ち明けたほうがよさそうですよ。心の痛みがいずれ、体の痛みになって現れてくる可能性もゼロではありませんから」

というふうに、伝えてみることができるでしょう。

なお、ここでは分かりやすくするために、スリーカード・スプレッドを使いましたが、健康全般を見る占いでは、シックス・ドロアー・スプレッドも力を発揮します。

占い手が混乱しないことが大事なので、健康占いにある程度慣れるまでは、スリーカードを活用して占っていき、慣れてきたら、シックス・ドロアー・スプレッドにも挑戦してみると、さらに踏み込んだリーディングやアドバイスができるでしょう。

B)特定の症状や病気について占う

特定の症状や病気がすでにあって、そのことを占って欲しいというケースでは、まず、質問者が知りたいことを明確にしておきましょう。

原因を知りたいのか?

病気かどうか(心身に病んでいる場所があるのかどうか)を知りたいのか?

どうすれば良くなるか(対処法)や病院に行くべきかどうかを知りたいのか?

実際には、このすべてが知りたいケースがほとんどなのですが、たとえそうでも一気に占おうとせずに、一番気になっていることから順に占っていったほうがよいでしょう。

1.原因を知りたい場合の占い方

ある症状や病気の原因はなんなのか、をピンポイントで知りたい場合は、スリーカードやライン・オブ・ファイブなどで端的に占うのがベストです。詳しい「原因の見極め方」は、「病気や不調の原因を突き止める」を参照してください。

2.病気かどうかを占う方法

病気なのかどうか、病んでいる部位があるのかどうか、を占うときは、少し注意が必要です。

基本は、Aの、健康全般を占う方法で占えばよいのですが、たとえば背中が痛くてお医者さんで診てもらったけど背中や骨はどこも悪くないと言われた、といった場合で、実は体の他の部分(たとえば胃)が病んでいて、質問者さんは症状を取り違えていた、というようなことがあるからです。

ですので占い方としては、1の方法で原因を先に占って、質問者さんが気にしている症状や病気の正体を見ておいてから、さらにAの方法で、体調全般を占い、見過ごしている部分がないかをチェックするのがベストです。

3.対処法について知りたい場合の占い方

2で、実際に病んでいる暗示が出ている場合は、対処法も一緒に暗示されていることが多いです。たとえば医師の助け(犬)を得るべき、とか、検査の必要性(本)、医療処置(鎌)をしてもらうべき、など。

とはいえ、自覚症状やカードの暗示があるのならもちろん、2の占いとは別に、スリーカードやライン・オブ・ファイブで、「この症状や病気にはどのように対処すべきでしょうか」と占いましょう。

こと健康占いに関しては、慎重に慎重を重ね、いろんな角度から何度も占って、占いすぎということはありません(答えは出ているのに不安で同じことを何度も聞くのはタブーですが)。

そして、仮に、カードでははっきりと医者の介入などが暗示されていなかったとしても、病んでいる暗示があったり、本人が心配している場合は、迷わず、医療機関を受診するように伝えましょう。

健康を占うさいの注意点

健康や病気の占いは、トラブルも非常に多い分野です。安易に引き受けたり、曖昧な判断で相手を不安にさせたりするくらいなら、占い自体を断る方が賢明かもしれません。引き受けてはみたものの、やっぱりわからない、自信がない場合は、占い途中であっても中断し、相手に対して誠実に「自分の今の実力では判断が難しい」ということを認め、占いではなく医療機関に相談してもらうようにお願いしてください。

そして、何より大事なこととして、「占いだけで病名や治療法を断定したり、反対に、大丈夫だと太鼓判を押したり、は絶対にしないこと。」、これはくれぐれも肝に銘じておきましょう(法律に触れる可能性もあります)。

カードにネガティブな要素が一つでもある場合や、そうでなくても質問者さんが心配している場合は、必ず医療機関を受診するようにアドバイスしてください。

占いは、病気の有無や病名の診断をする道具ではなく、物事の原因や真相、ふさわしい対処法などの「導き」を得るためのツールなのです。

ご質問はコメント欄にどうぞ(^^)

5枚クロス・スプレッド

質問の答えを端的に知りたいときに

このスプレッドは、フランスのルノルマン本のなかではフランス国内で最も評価が高い一冊という「PETIT LENORMAND – METHODE DE CARTOMANCIE」(Mary Marco & Jeanine Goffinet 共著)の中で紹介されているものです。

本の中でのスプレッドの名称は、「Réponse immédiate à une question précise en 5 cartes」(5枚のカードが告げる、具体的な質問に対する端的な答え)という、明快だけれどもとても長い名前だったので、こちらではニックネームとして、見たままの形から「5枚クロス・スプレッド」と呼ばせていただくことにします(^^)

占う前の注意

このスプレッドの注意点としては、「聞きたいことは必ず1つに絞り、明確に尋ねること」とあります。これは他のスプレッドでももちろんそうなのですが、5枚で「端的に」答えを得ることが目的のこのスプレッドでは、とくにそう言えるでしょう。

たとえば、「別れた彼と復縁したいのですが、できますか?彼はどう思っていますか?」のような、知りたいことが二つ以上(復縁できるか、と、彼の気持ち)含まれている質問は、別々に切り分けて、「彼と復縁できますか」をこの5枚クロスで占い、彼の気持ちはツーカードの変形(シグニフィケーターを使うバージョン)やスリーカードで占うなど、「一度に一つずつ」占うように整理しましょう。

そして、補助シグニフィケーターが必要な場合は、シャッフル前に“設定”しておくことを忘れないようにしましょう^^

展開のしかた

カードをシャッフルしたら、1~5まで次のようにカードを展開します。

※カードを並べる順番に注意:真ん中のカードが最後のカードになります。

1…質問者自身が及ぼす影響。プラスまたはマイナスになる行動など

2…援助または障害。相手がいる質問の場合は、相手が及ぼす影響、相手のポジティブまたはネガティブな反応

3…過去から現在に至る流れとその影響(質問の答えの取っ掛かりとなるカード)

4…質問の答え。1~3をふまえた結論(最も重要なカード)

5…総括(1~4の答えを裏付けるカード)

占例

相談者:イギリス在住のWさん(女性)。

Q:都会での生活に疲れ、夫婦で早期退職して、一家で田舎に引っ込んで3年。これまでは退職金でやりくりしてきましたが、せっかくなので家族みんなでできる仕事を持ちたいと、小規模の牧畜(牛、羊など)をスタートしたところです。家族は、私、夫、中学生になる娘の3人。娘も家畜の世話をとても楽しんでいる様子。つつましく暮らすことが目標なので、収入は生活に必要最低限あればいいのですが、たった3人、家畜の数も限られた小さな農場なので、先々に不安はあります。新しい家業の未来は順調に運ぶでしょうか。

【シグニフィケーター】

夫:28男性

妻(質問者):29女性

【補助シグニフィケーター】

娘:13子供

娘さんは未成年で今は両親の手伝いの立場。家業とはいえ通常ならメイン・キャラクターには加えませんが、Wさんご夫婦はいずれお子さんに家業を継いでほしい思いもあるそうなので、念のため娘さんにもシグニフィケーターをあてがっておきました。

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シグニフィケーターはとくに登場しませんでした(^^)

1…質問者自身が及ぼす影響。プラスまたはマイナスになる行動など

【30 ゆり】

Wさんの知恵や経験が役に立ちそうです。また、成果や先々を焦らずに、じっくり腰を据えて、のんびり取り組んでいくことが良い結果につながるでしょう。

2…援助または障害。相手がいる質問の場合は、相手が及ぼす影響、相手のポジティブまたはネガティブな反応

【26 本】

本を読んだり調べることで、有用な知識やヒントを得られそうです。このカードには「まだ未知のことがある」「驚き」といった意味もあるので、今の時点では予想だにしていない、びっくりするような展開が、今後待ち受けていそう。

3…過去から現在に至る流れとその影響(質問の答えを導くカード)

【17 こうのとり】

より良い生活を求めて、都会から現在の場所に移り住んできたことを表しています。以前に比べて暮らしはつつましくなっているとはいえ、全体としては「前より良くなってきている」と言えるようです。新しい家業も、この良い流れの一つということでしょう。

4…質問の答え。1~3をふまえた結論

【4 家】

家族、そして安定、確かな土台を意味するカード。新しい家業は、家族の協力がよい土台となって、しっかり確立されていきそうです。家のカードには伝統を守る意味合いがありますので、家業としてお子さんやお孫さんにいたるまで、代々定着していく可能性も読み取れます。また、家は暮らし向きの良さを暗示もしますので、3のこうのとりのカードと合わせてみても、家業に支えられて今後も暮らしは上向いていくでしょう。

5…総括。1~4の答えの裏付け・確証

【3 船】

未知の世界への旅立ち、そして拡大を表すカードです。新しい家業は、まだまだこれからも良い意味での驚きや、未知の体験が待っていますが、Wさんが考えている以上に、発展性がある仕事と言えるようです。船には海外の意味もあるので、なんらかの形で海外との取引が生じる可能性もあります。

総合判断

都会から田舎に引っ込んだことで、生活はつつましくなったとはいえ、全体には、家族の暮らしはよくなっている途上のようです。始めたばかりの家業も、その良い流れの一つ。まだこれから新展開や、びっくりするような出来事もあるかもしれず、仕事としてはWさんが思っている以上にたくさんの可能性を秘めたものと言えそうです。今後は、家族の協力がよい土台になり、家業としては安泰、暮らし向きも向上していくでしょう。アドバイスとしては、先のことを焦らず、ゆっくり、のんびり、平和な田舎暮らしのよさを大切に、取り組んでいくこと。Wさんの知恵や経験が多いに活かせる場面があり、また本を読んだり調べたりすることでプラスになることもあるようです。そうすることで堅実な家業として定着し、将来的にはお嬢様にバトンタッチも可能になるはずです。4の位置に「家」が出ているので、仕事の規模はあくまで「家族経営」「小規模農業」にとどまる(大規模農業に転じるとか富豪になるといったことはない)でしょうが、海外との取引や、農場自体の拡大くらいはありうるかもしれません。

リーディングのポイント

真ん中の、5枚目のカードが他のカードのすべての「裏付け」「確証」になりますので、最後の総括に来て初めて読むのではなく、1~4のカードを読む際にも参照しながら各カードを解釈していくとよいでしょう。

ご質問はコメント欄にどうぞ(^^)

シグニフィケーターの役割と使い方(応用2)

ルノルマンカードのシグニフィケーターは、すでに学んだとおり、28番男性と29番女性の2枚ですが、占う内容や状況によっては、その2枚とは別に、特定の人物を表すカードがほしい場合もあります。

たとえば子供のことを占いたい場合は、男性や女性は成人した人物なので、子供をあらわす他のカードがほしい所ですね。姑との間で起きているいざこざを占う場合は、夫(28男性)と妻(29女性)の他に、姑を表すカードをあらかじめ決めておくことができるなら便利です。夫婦で同じ職場に勤務していて、なおかつそこに、特定の上司や先輩、同僚が関係しているような場合なども、同じことが言えます。

そのような場面では、「登場人物リスト」の一覧を使って、「補助的なシグニフィケーター」をあらかじめ設定しておき、リーディングで活用することができます。

補助的なシグニフィケーターを使う際のポイント

1)補助シグニフィケーターはあらかじめ設定しておく

補助的なシグニフィケーター(以下、補助シグニフィケーター、と呼びます)を使う際は、占う人が、カードをシャッフルする前に、あらかじめ決めて、心の中で「設定」しておく、ということが何より大事。「設定」をしないで出てきたカードは、人物をあらわしているかもしれないし、いないかもしれませんので、通常のリーディングのとおりに、周りのカードで判断することになります。たとえば、友人のYさんとの関係を占う際は、「犬」のカードをYさんとして「あらかじめ設定」して占った場合、犬のカードが出てきたらそれは必ずYさんを指しますが、とくに誰と設定せずに出てきた「犬」のカードの場合は、Yさんかもしれないし、Yさん以外の友人かもしれないし、信頼という意味かもしれません。

2)設定は必要最低限に

もう一つ大事なこととして、あまり詳細に、いくつものカードを設定しすぎないことも注意しておきましょう。

たとえば仕事のプロジェクトについての占いで、同じプロジェクトチームの一人、Xさんが問題を起こしているケースがあるとします。Xさんの動向が質問者にとって未来を左右するほどの存在であるなら、「犬」のカードをXさんにあてがっておいてから占いをしてよいですが、それほどでもない場合は、質問者のシグニフィケーター一枚で十分です。なぜなら、犬のカード=Xさんとして設定されてしまっていると、たとえばチームの間の信頼関係を表す場合など、カードの側が自由に「犬」を使えなくなってしまうからです。

ルノルマンのシグニフィケーターの仕組みは便利なので、誰も彼も補助シグニフィケーターをあてがっておけばもっと便利に簡単に読めるようになるかというとそうではなく、かえって占いが煩雑になるリスクの方が高いです。

ですので補助シグニフィケーターは、質問や状況の中で特定の役割を担っており、その動向が未来に影響する「重要人物」にのみ絞って、「必要最低限」を心がけて使うことがポイントです。

補助シグニフィケーターの設定のしかた

原則1

補助的なシグニフィケーターを設定するさいは、基本的に、質問者(シグニフィケーター)との関係で人物(カード)考えます。たとえば「15熊」は通常、直属の上司に限らず社長や大富豪も表すカードですが、補助シグニフィケーターとして使う場合は、質問者の上司は役職に関わらず誰でも(社長であっても取締役であっても係長でも)「熊」のカードをあてがうことができます。なぜなら補助シグニフィケーターとしての「熊」のカードは、役職や人物像というよりは、「質問者の上司であるXさん」を代表しているにすぎないからです。

もし質問者が個人事業者、あるいは企業の社長である場合は、質問者のシグニフィケーターは「28男性」または「29女性」ですので、熊のカードは浮かせておくことになるか、質問に関係あるなら質問者の母親の補助シグニフィケーターとして使うこともできます。

原則2

2枚以上のカードが当てはまる人物の場合は、

1)占いのテーマは何か?をまず考え、補助シグニフィケーターリストの上位の(上の方の)テーマの中から選ぶ

2)同一テーマの中の場合、カードの並び順が上の方のもの(カードの優先度が高いもの)を選ぶ

たとえば家族経営の仕事で悩んでいる人の相談で、父親が社長(質問者の上司)である場合は、父親の「補助シグニフィケーター」はどのカードになるでしょうか?父親を表す「ゆり」でしょうか、それとも上司を表す「熊」でしょうか。

この場合、「家庭」と「仕事」と二つの側面があるわけですが、補助シグニフィケーターのリストでは「家庭」のほうが「仕事」よりも上位のテーマになっています。ですので、この場合は「家庭」のリストの中から選ぶことになり、質問者の社長でもある父親の補助シグニフィケーターは、「ゆり」のカードということになります。

ただもちろん、確かに続柄的には父親だが、家族としてのつながりは質問者にとって薄く、社長としての存在が圧倒的に強い、というのであれば、父親の「ゆり」ではなく、上司のカード「熊」を使って構いません。

例外:万能シグニフィケーター

例外的なケースが1つだけあります。それは、質問者が独身で、現在とくにおつきあいしている相手もいない場合。質問者のシグニフィケーターの対となるもう一枚のシグニフィケーターを、「万能シグニフィケーター」として、男女にかかわらず、誰であれ「重要なもう一人」を表すカードとして設定して使うことができます。

(万能シグニフィケーターというのは、ナオミ・ノアが便宜上使用している独自の呼称です)

たとえば質問者が女性、独身で、同僚の女性Qさんとのことを占いたい場合は、「29女性」が質問者、「28男性」をQさんとして占うことができます(カードの性別は無視)。

同様に、質問者が男性、独身で、上司のP氏(男性)とのことを占いたい場合は、「28男性」は質問者、「29女性」はP氏として占うことができます(カードの性別は無視)。

万能シグニフィケーターを使うメリットはなにより、規定のシグニフィケーター2枚以外のカードを“占拠”しなくてすむ、という点です。

もちろん、こうした場合でも、補助シグニフィケーターを使って占いをしても構いません。ただしその場合は、「対となるシグニフィケーター」が誰のことも指さなくなり、カードの中で“浮く”ため、想定外にひょっこりスプレッド上に登場してきた場合は、「それが誰なのか?」、周りのカードから判断するか、判断つきかねる場合は別途占うようにしましょう。

対のシグニフィケーターを切り離す場合

質問者が既婚、または特定のパートナーがいる場合は、28男性と29女性はそれぞれ、質問者とそのパートナーを表すというのが、ルノルマン占いの大原則でしたが、特定のケースで「自分の配偶者やパートナーは一切関係ない」と100%断言できるのであれば、対となるシグニフィケーターを自分のパートナーから切り離して、「万能シグニフィケーター」として使うことも、できないわけではありません。

しかしながら、現実の人生において、結婚していたり付き合っている人がいる場合に、その人が、たとえ仕事の悩みだからと、「100%関係ない」という状況は、なかなかないものです。現実の出来事やシチュエーション上は絡んでこなくても、陰で質問者の心の支えになっていたり、あるいはパートナーが無意識のうちにストレスの原因になっていて、その結果仕事に支障が出ていた、ということだってあります。

結婚など「特定のパートナーと人生・生活を共有している」立場で、質問者に関係のある物事を占う以上は、パートナーが直接関係ないと思われる状況であっても、対のシグニフィケーターはパートナーを指すものとして取っておく方が賢明と言えるでしょう。

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コンビネーション・リーディングの方法と読み方のポイント

コンビネーション・リーディングは、ルノルマン占いの基本的なテクニックの一つで、隣り合う2枚のカードを関連させて読む方法のことを言います。(隣り合っていないカードをランダムに組み合わせることはしません)

これまでのレッスンでも、実は、いろんな場面で自然にコンビネーションをしながら、カードを読んできていますが、改めて、コンビネーションのテクニックの主だったものを、どのように読むのか、整理しながら学びましょう。

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